商品が見事落札となりましたら、すぐに落札者とのお取引が始まります。
いくら良い商品を落札できたとしても、なかなか連絡が無い、なかなか発送してくれない、希望に応じてくれない、梱包が雑だった、壊れていた、などなどトラブルになる可能性がたくさん秘められています。
厳しいことを言うようですが、高く売れたからと言っても喜んでばかりはいられないのです。
今回は落札後のお取引を円滑に行うにはどうしたらいいのか解説していきます。
「まずは落札していただいたことの感謝の気持ちを伝えましょう!」
と行きたいところなんですが、これ実はもう昔の話なんですね。
現在では一般の出品者であればヤフオクが用意してくれている「取引ナビ」という便利なツールがありますので、最初に「はじめまして!~」や「支払い方法は以下のうちからお選びください~」なんて定型文も送る必要が無くなってきています。
落札者はすでに、どんな出品者から落札したのか、どこから発送されるのか、送料はいくらか、振込先はどこか、など取引に必要な情報は、事前に出品者が登録することによって、その都度わざわざお知らせする必要が無くなってきています。
かつてのヤフオクは、人と人とのやり取りがあって温かみがあり、面倒なのですがそれはそれで良かったのですが、それがもう古き良き時代になりつつあるんですね。ちょっと寂しい気もしますが、便利になるなら仕方がありません。
ですので落札されたらまず「落札者からの入金を待つ」ということになります。
1. 落札者からの入金を待つ
ヤフオクでは以前から「Yahoo!かんたん決済」というサービスがあります。
こちらなら落札者はTポイント、Yahooマネー、クレジットカード、銀行振り込み、コンビニ払いといったいろいろな決済手段で支払いが可能なので大変便利です。
以前は手数料が通常の銀行振込に比べ若干高かったため利用者はさほど多くなく、全体の2割程度だったように記憶していますが、
2016年より、なんと無料化されたため3年経過した2019年4月現在ではその利用者は全体の9割近くまで増え、ヤフオクにおける取引の支払いはほぼ「Yahoo!かんたん決済」になりつつあります。
ですので出品者側も「Yahoo!かんたん決済」に対応していなければ「売れもしない」ということになっております!
ただ、これにさえ対応しておけば、銀行振込や代引きなど他の入金確認に対応する手間も省ける、ということにもなります。
この無料化と同時にヤフオクの落札手数料が3%値上げされたので、便利になった分、出品者側の負担も増えた形になります。これも仕方が無いことだと受け入れましょう(笑)
支払う方も便利なのですが、やはり手続きをするのは人間です。なかなか手続きをしてくれない人も中にはおりますので、そのような人には優しく催促をします。決して「早く払え!」と言ってはいけませんよ。あくまでも優しくです(笑)
また、支払いを完了した落札者からすると「支払いが終わってから発送完了の連絡がくるまで」が一番ドキドキですので、入金確認ができたらなるべく迅速に連絡しましょう。
この時、お荷物のお問い合わせ番号も必ずお知らせします。これで落札者は自分の荷物が今どこまで来ているのかがリアルタイムで分かるようになりとても安心します。
お客様からの梱包・発送についての希望が入ってることもありますし、いつ入金されるかも判りませんので、こまめにメールをチェックして迅速な対応をするのが「気持ちの良い取引だった」と思われるポイントなります。
2. 商品の発送をする
入金の確認ができましたら次は商品の梱包・発送です。
落札者は時間をかけて見つけて落札した商品をとても楽しみにしているはずです。
それが適当で雑な梱包だったら、仮に壊れていなくてもガッカリしてしまうことでしょう。
メール便のような配送方法の場合は厚みなどの問題もありますが、できるだけプチプチなどの緩衝材を使って梱包するのがオススメです。
また、これは個人間取引ならではですが、手書きのお礼状なども入れておくとさらに落札者からの印象もぐんと上がります。
慣れてくると忘れがちですが、ネット上の商品を不安な気持ちを押しのけて買ってくれた貴重なお客様だという事、顔も知らない相手との取引だということを忘れず、相手の気持ちになって真心こめて発送することを心がけましょう。
3. 落札者の評価をする
ヤフオクでは取引の最後に、相互に評価をしあうことができます。
出品者からお客様を評価するなんておこがましい気もしますが、特にトラブルが無い限り「非常に良い」を入れておくのが礼儀となっています。
「悪い」以下の評価をつけるのは、取引期限内に入金が無く落札者都合で削除したときくらいです。
逆に落札者からはきびしくジャッジされます。
ちょっとのことでも「非常に悪い」を入れてくる人も中にはいらっしゃいます。これは今でもかなりへこみます(笑)
実際にトラブルがあったとしても真摯に対応をしてくれれば悪い評価を付ける人は少ないです。
それよりも「非常に悪い」をもらわないよう、写真や説明文などで実際の商品をあるがままに伝えることが大事かと思います。
汚れがあるのに「とっても綺麗です♪」とか書いてはいけないということです(笑)
個人間取引のヤフオクで、いざ入札する側においては「評価」の数と内容は非常に重要な情報になります。
新規IDは無論ですが、取引回数が10件、20件くらいでも不安ですし、ましてや「非常に悪い」評価が多い人から買うのはためらいます。
ちなみに自慢ではないのですが、オクサポでは オークション代行だけで 8万件を超える「非常に良い」の評価頂いており、その割合も常に99%以上をキープしております。(2019年4月現在)
しっかり自慢ですね(笑)ここは自慢させてください!
ちなみに評価を入れてくれる人は全体の半数程度ですので、実際には16万件以上は売っていると思います。
これにより安心して入札することができますので、高額品を1円からスタートしても、しっかりと相場を超えるほどの入札バトルをしていただいているのかと思います。
しかし誰しも最初は評価ゼロです。
ヤフオクでは出品するときに評価ゼロの状態ですとほとんんど入札してもらえません。
でも大丈夫!評価ゼロでいきなり売るのは難しくても、落札者になることはできます!ですのでまずは購入者、落札者として評価を増やしていきましょう!
いかがでしたでしょうか?ここまでのお話でだいぶ自信が付いてきたのではないでしょうか。
それでも「面倒なものは面倒だ!」「そんな時間は無い!」という方も多いかと思います。
個人の方がヤフオクで1つの商品を現金化するのに必要な時間はどのくらいかご存知でしょうか?
個人差もありますが慣れていない方ですと大体3~4時間はかかると言われています!
買取りよりも少し多く手取りが増えたとしても、あなたの貴重な時間をたくさん費やさなければいけないのです。あなたの時間はおいくらですか? 決して安いものではないはずです。
だったら餅屋は餅屋、オークションはオークションのプロに任せるというのもひとつの手、ということも覚えておいて損は無いかと思います。
ヤフオクで売ろう!という時が来ましたら、その時はぜひオクサポを思い出して頂ければ幸いです。